スノーメイト名張「おブログ」

ひとりの部員の目で、活動の一部をご紹介させていただければ・・。

スノーメイトなばり おブログ

涸沢ゲレンデへ・・

涸沢ゲレンデへ・・

 2013年5月11日

雨も朝のうちは止んでいましたので、出発準備するのには、濡れなくて助かりました。

期待した雨の止み間は無く、8時間かかって涸沢小屋になんとか到着しました。無事だったから良いものの、結果的には危険で過酷な移動になってしまいました。(スキーヤーのブログですが、登山の記録みたいになってしまっています。・・今回も、スキーを持っては行きますが・・ほとんどは登りです。)

平湯バスターミナル

アカンダナの駐車場まで移動するつもりでしたが、宿の駐車場に車を置かせてもらえることになったので、バスターミナルからの出発です。バスの時刻表では、連休後は早朝のバスは無いことになっていましたが・・宿の駐車場で水筒用のお湯を沸かしていたら・・特別便のバスが動いているではないですか・・

慌てて、予定より1本早いバスに乗り込みました。

チケット販売

昨日は既にチケット売り場も閉まっていたので、バスの中で現金支払いを予定していましたが・・朝5:00には券売機が動いていました。(往復で¥2000)

往復券だと¥260-お得です。

釜トンネル

6:00過ぎ・・乗客は私ひとり・・。暗い・寒い・きつい登りの釜トンネル名物(?)の3点セットは・・今日は無しです。荷物料金は取られないので片道¥1000はお得かも・・?!

雨なので観光客の出足も悪いようです。登山者もまばらです。もっともAM6:00に上高地入りする観光客は、まず居ないと思います・・。

作戦会議

上高地バスターミナルでチーム編成!(・・といっても、ガイドを入れても4名です。)
ボード3名、スキー1名です。登山靴兼用のブーツですが、さすがにそれで横尾まではきついので、スニーカーを別に持っていきました。ブーツを持つと余分でじゃまです!
スキーカバーなど、不要なものは、荷物預かり所に預けました。

このツアーの問題は、大量の荷物を持って長距離歩かなくてはならないこと・・必要なもの意外は持っていかないで済ませるよう精選しましたが、かなりの重量です。板、ブーツ、2日分の行動食、雪崩対策用品(ビーコン、スコップ、プローブ)、それに冬山登山用品(シール、スキーアイゼン、ピッケル、アイゼン・・・)、防寒着、着替え、水、お湯、雨具・・・。でも雨で濡れると荷物が重くなることまではイメージできてなかったですね!・・雨具やカバーだけでも余分です。ザックの中身も対策はしていましたが、かなり濡れました。

バスターミナルから・・

平湯では止んでいた雨も、また降り出し、その後は止むことなく夜中も降り続けていました。

かっぱ橋

今年3回目の「カッパ橋」を合羽で・・(親父ギャグ)

横尾

途中、徳沢園で長々とコーヒー休憩していましたので、予定時間より1時間ロスでの横尾通過です。
雨が止んでいれば、本谷でブーツに替えたいところですが、ここからは残雪もあり、ブーツでの登山としました。(既に靴下はビショビショで替えに履き替え。)

屏風

雨を集めて、大量の水が滝のように屏風から落ちてきます。この直後、屏風にあった雪のブロックが落下・・ガラガラと岩も落ちてきている音がしています。
途中、本谷までの間で、私に、左足がつるアクシデント・・荷物が濡れて半端なく重くなっている上に、残雪がグサグサでブーツがめりこみます。

スキーウエアの上にレインウエアを着たので私の濡れはさほどではありませんが、パンツまで濡れてきたという他のメンバーも辛そうです。私は、モゴモゴの重ね着で、動きが制限されるのと体温上昇で、疲労度が半端ではなくなっています。
本谷からは、沢沿いの冬道をシールで上がりますが、本谷付近では、雨で融けた水がリバーホールから噴出している状態で、涸沢までの間は、落ちてきた岩がゴロゴロ・・ガイドに登行スピードを上げ、雪崩の音に注意するよう指示され、泣きながらのシール移動となりました。

写真を撮っているような余裕は全く無し・・4時過ぎに小屋に到着してからも、濡れた荷物の処置でもう大変・・!

この日小屋まで登った登山者は、我々4名だけ・・広いスペースで寝かせてもらえて良かったですが・・。4名の荷物で乾燥室が満杯に! 新聞紙にはさんだりして・・靴下が乾くまで、素足で作業・・めっちゃ冷たかったです。

明日は、晴れてくれることを祈ります!!!

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