雨も朝のうちは止んでいましたので、出発準備するのには、濡れなくて助かりました。
期待した雨の止み間は無く、8時間かかって涸沢小屋になんとか到着しました。無事だったから良いものの、結果的には危険で過酷な移動になってしまいました。(スキーヤーのブログですが、登山の記録みたいになってしまっています。・・今回も、スキーを持っては行きますが・・ほとんどは登りです。)

アカンダナの駐車場まで移動するつもりでしたが、宿の駐車場に車を置かせてもらえることになったので、バスターミナルからの出発です。バスの時刻表では、連休後は早朝のバスは無いことになっていましたが・・宿の駐車場で水筒用のお湯を沸かしていたら・・特別便のバスが動いているではないですか・・

上高地バスターミナルでチーム編成!(・・といっても、ガイドを入れても4名です。)
ボード3名、スキー1名です。登山靴兼用のブーツですが、さすがにそれで横尾まではきついので、スニーカーを別に持っていきました。ブーツを持つと余分でじゃまです!
スキーカバーなど、不要なものは、荷物預かり所に預けました。

途中、徳沢園で長々とコーヒー休憩していましたので、予定時間より1時間ロスでの横尾通過です。
雨が止んでいれば、本谷でブーツに替えたいところですが、ここからは残雪もあり、ブーツでの登山としました。(既に靴下はビショビショで替えに履き替え。)

雨を集めて、大量の水が滝のように屏風から落ちてきます。この直後、屏風にあった雪のブロックが落下・・ガラガラと岩も落ちてきている音がしています。
途中、本谷までの間で、私に、左足がつるアクシデント・・荷物が濡れて半端なく重くなっている上に、残雪がグサグサでブーツがめりこみます。
スキーウエアの上にレインウエアを着たので私の濡れはさほどではありませんが、パンツまで濡れてきたという他のメンバーも辛そうです。私は、モゴモゴの重ね着で、動きが制限されるのと体温上昇で、疲労度が半端ではなくなっています。
本谷からは、沢沿いの冬道をシールで上がりますが、本谷付近では、雨で融けた水がリバーホールから噴出している状態で、涸沢までの間は、落ちてきた岩がゴロゴロ・・ガイドに登行スピードを上げ、雪崩の音に注意するよう指示され、泣きながらのシール移動となりました。
写真を撮っているような余裕は全く無し・・4時過ぎに小屋に到着してからも、濡れた荷物の処置でもう大変・・!
この日小屋まで登った登山者は、我々4名だけ・・広いスペースで寝かせてもらえて良かったですが・・。4名の荷物で乾燥室が満杯に! 新聞紙にはさんだりして・・靴下が乾くまで、素足で作業・・めっちゃ冷たかったです。
明日は、晴れてくれることを祈ります!!!