立山には何度も滑りには行っていますが、秋には行ったことが無かったので、ブログネタの取材とリハビリをかねて、行ってみる事にしました。パウダー狙いですね♪
行きは前日に滋賀県側からの北陸ルートで富山へ入りました。

湖北(写真は水鳥ステーション手前)の湖岸にはカメラを構えた人達で混雑が・・・。
昨日は、昼過ぎに出発して、琵琶湖岸経由で、越前海岸を通ることで通勤ラッシュを避けて走行し、芦原温泉で市営の「セントピアあわら」で入浴を済ませ、立山駅前の駐車場に0:00前に到着して車中泊。(この時点では駅最近の無料駐車場はガラガラ・・最も楽に駅まで荷物を運べる場所を確保♪・・朝、目覚めてみるとドアも開けられないくらいの満車状態になっていました。)
室堂までの往復¥4310-は、11月中の1ヶ月は「お客さま感謝月間」ということで¥3460-と2割引♪
この時期は雪が降ると、富山側からのバスが運行停止になることが多く、今回のツアーの参加者は、ほとんどが扇沢(長野)からの入山です。ただ、富山側からだと運賃が安いだけでは無く、黒部ダムを重い荷物を持って歩く必要が無いので、楽だというメリットもあります。
この行列に顔見知りのガイドを発見♪・・秋にはキャット運搬ができないとの情報を入手!(室堂ターミナルから山小屋まで春にはキャットでのありがたい荷物運搬サービスがあります)・・慌てて車まで戻って荷物を再パッキング!(いくぶん軽くはなったけれど・・)

・・8割がスキー・スノーボード目的です。
山スキー業界も捨てたものじゃ無いですね♪
先週までの降雪で立山側からの高原バスがストップしている時期もありましたので、空いているだろうとの予測を覆す盛況ぶりです。・・天気予報では、3連休は良いお天気みたいですから・・でも、山の天気は判りません・・帰りはこっちには降りられないかも知れません!

美女平からブナ平あたりまでは雪がありません。その後は圧雪路に・・バスの揺れが大きいと思っていたら・・チェーンを巻いてあったのですね! 日差しが強烈なので車内で日焼け止めを塗ったくり、腕まくりして汗をかきながら室堂到着。途中の山荘(弥陀ヶ原、天狗平)は全てクローズしていました。登山道周辺のスキーコースには滑れるだけの積雪はありません。

ガイド4名、ビジター20数名の参加でツアーとしては早いうちに満席になっていました。
いつものガイド会社のツアーなので、参加者も大半は顔見知り♪ 同窓会のような雰囲気で、今夜の大宴会(?)が楽しみです♪
バックカントリーを安全に、そして良い雪を楽しめるかどうかは、ガイドとお天気次第なので、信頼のおけるガイドがいるツアーを選びましょう!
まずは荷物を持って今夜の山小屋まで移動・・重い余分な荷物を持って沢を下るのは大変でした。食品を含め、帰りはいくぶん軽くはなるのですが、思いやられます。
小屋で身軽に準備を済ませ・・まずは雷鳥沢の底までドロップ♪

SNSに・・「今年の立山の雪はどう?」・・「うん・・雪ね・・白い♪」って書き込みが・・一同大爆笑!(この時期茶色い雪というのは考えられません! 雪質と量を聞きたかったのでしょうが・・)
先日までのシュプールで広い雷鳥沢周辺も滑走跡だらけ・・まだノートラックの雪が良さそうな斜面はそう多くありません!
今週2~3日間、快晴で強風だったということもあり、朝はクラストぎみの硬い雪だということだったのですが、高い気温ということもあり、昼にはどの斜面も滑りやすい雪質になっていました。
雪の量は「もう一降りほしい!」といった状況ですが1m以上の積雪があるので、滑る場所には事欠きませんが、ご覧のように、シュプールの無い斜面を探すのに苦労する状況です。
(本当は2日前の平日に入りたかったのですが、平日のツアーは人数が集まらず、流れてしまいました。)

思ったより軽い、底当たりしない雪でした。
ヒザの調子は悪くないのですが・・「ヒザはだいじょうぶかな?」というトラウマ(?)かも知れません、どうしても慎重な滑りになってしまって・・かっ飛ばして「一期一滑」を満喫することはできませんでした。

少し焼けていますね・・明日も良い天気であってほしいです。
昨年は大走り(中央の沢)でこの時期に大きな雪崩が発生して多くの方が亡くなっています。今年からは、安全対策協議会がホームページで雪崩情報を発信している他に、室堂ターミナルでは、入山届け提出の義務化をキャンペーン中ですし、ビーコン(雪崩時捜索用発信機)の携帯が完全義務化されました。
安心はできませんが、今日は雪の状態も危険レベルから注意レベルに警報も下がったようです。