昨夜は、眠気がひどくて、温泉も一回の入浴だけで、夕食もあまり食べられず、楽しみにしていた大宴会も途中で退席して寝込むという最悪の体調になってしまいました。
さらに、夜中には地震があるし・・けっこう揺れましたが、震源に近い割には、大した揺れではなく、余震も感じませんでした。携帯の通信環境が非常に良くなっていて、地震の警報も事前に到着していましたし、その後、家から「大丈夫?」っていう電話も問題無くかかってきました。(以前は室堂ターミナル周辺でしかまともに通信もできませんでしたから、雷鳥荘内で普通に通信できるとは思っていませんでした。)室堂周辺での被害は全く無かったようですが、白馬在住のガイドの一人が「自宅が大変なことになっている・・」と言っていました(幸い倒壊はしなかったとのことですが・・)。
朝食のバイキングも食欲が無く、食べると吐きそうになり、トイレに駆け込む始末・・胃腸風邪のような症状です。天候も良くないので、無理をせず下山することをガイドに申し入れました。視界が悪いこともあり、一度全員室堂ターミナルに上がって待機するとの方針のようです。・・それなら、そこで私は下山できそうです。

視界も50m以下と、滑走には危険な状況です。午後からはガスも晴れてくるとの見方もあるようですが・・2400mの高度では、余り期待できないかも知れません。この時期はまだ岩が顔をだしている状況なので、滑走中に当たってしまうと、大抵怪我することになります。晴れていた昨日のような状況でも、富山側から赤い救助ヘリが雷鳥沢に着陸していましたので、視界があっても事故は起こる状況です。・・こんなときは、この会社のガイドは、危険なことを一切させません!・・それが売りでもあるのですが・・

春は「雪の大谷」のカンバンがかけられているターミナルの混雑場所なのですが・・連休2日目の午前中ということもあり、閑散としています。
交通機関への地震の影響は無かったようで、今日到着のお知り合いは、既に室堂ターミナルに到着していました。

10:00過ぎに下山バスを待つなんてことは過去経験がありませんが、体調が悪いのに楽しめるほど山の自然は寛容ではありませんので、割り切っての下山です。無理をすると、メンバーを危険にさらすこともありえます。
それより、一旦ポータブルトイレをザックに入れはしましたが、吹きっさらしの斜面でケツを晒したくはないので、意外に迷い無く下山を決意できました!

一瞬視界が開けたこともありましたが、その後は、また視界の悪い状況に・・メンバーは今全員がターミナルでお茶して待機中です。小屋に戻れば、贅沢な温泉施設と床暖房と、冷えたビールが待っているはずですので・・そちらの方が賢明かも知れません。

荷物はスキーを含め3点なので、@300の料金×2の荷物運賃を払いましたが、帰りのケーブルカーはガラガラで、スキーを含め車内に荷物持込での乗車でした。通常は連結した貨車に荷物を積みますが、乗客が少ないとこのような対応になるということですね・・初めての体験でした。

下界は雨が降っていたようです。路面が濡れています。
なんとか無事に下山できた訳ですが・・この頃には体調も幾分回復しており、ちょっと残念な気持ちがしてきました。きっとまたリベンジするのでしょうね!?・・また来れば良いのですから・・。でもそれは来年以降しか無理です。この3連休で山小屋は冬季クローズになり、アルペンルートも11月末でクローズになります。

高山経由で帰ることを考えていましたが、帰りに八尾市の温泉を1件開拓したので、その流れで、五箇山経由で帰ってみることにしました。
途中まだ明るいうちに、合掌造り集落である相倉に立ち寄ってみようとしたら、駐車場に誘い込まれ、協力金¥500-の駐車場代を協力する結果になってしまいました。・・集落内を通過できないか・・と試しただけだったのですが・・!
五箇山でも温泉(くろば温泉)に入湯してから高速で清見まで・・せせらぎ街道で郡上まで、後はいつもの下道(23号経由)でのんびり帰ってきました。この時期、夜間のせせらぎ街道は鹿に要注意ですが・・今夜は、西ウレ峠の下りで、危うくカモシカを轢きそうになりました。(初めての路上遭遇でした。こんなところにカモシカが出没するんですね!)
なお、せせらぎ街道はあっちこっちで工事中で片側通行になっています。もう直ぐ雪が降るというのに・・年内に工事が終わるのでしょうか?!
山岳スキー情報:
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立山黒部アルペンルート:
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